「リフレクションフィルター」とは何か?【Nameko音楽辞典 05】

Nameko音楽辞典
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この記事では

  • リフレクションフィルターの機能
  • リフレクションフィルターの仕組み
  • 買うときの注意点

を解説しています

この記事を書いた人

藤なめこる

・ミキシングエンジニア歴:7年以上
・累計MIX件数:800件以上
・MIXだけで最大、月収30万以上
・Nameko Blog管理人
・Nameko Studio運営
・ 2017年からMIXの勉強を独学で始め、2019年にはMIX & MIX講師としてフリーランスで生計を立てています。

このサイトは「音楽知識0からMIXで月1万円稼ぐ方法」をテーマに記事を増やしています。

    現在は海外在住。最近の趣味はVALORANT、アイススケート、バレーボール、ボードゲームです。


リフレクションフィルターとは

リフレクションフィルターとは、マイクに入る反響音を軽減してくれる機器です。

楽器や、口から発した音は壁などに跳ね返り、反響音としてマイクに入ってしまいます。
部屋鳴りや、余計な反響音を軽減させることによってクオリティの高い録音ができます。

また、MIXの際に反響音を除去するという工程が減るため作業の効率化にも繋がります。

反響音について

音というのは反射した場所が平たいほど大きな音で帰ってきます。
逆に、壁がデコボコしている場合。壁に多くの音が吸収され、部屋に広がる反響音を抑えてくれます。

この音の仕組みを利用して、反響音を抑えるのがリフレクションフィルターです。

リフレクションフィルターの仕組み

前方から来る音は、吸音材でマイクに入る反響音を軽減してくれます。

前方以外から来る音は遮音板のようなもので反射してくれるため、反響音や、騒音がマイクに入りにくくなっています。

リフレクションフィルターを買う時の注意点

部屋鳴りが酷すぎる場合

部屋鳴りが酷すぎる場合、リフレクションフィルターだけで反響音を補うというのは不可能です。
反響音が多すぎる部屋でリフレクションフィルターを使用するというのは湿気が多い、暑い部屋で扇風機を回しているようなものです。効果がないとは言えませんが、反響が多すぎる場合はリフレクションフィルターを買うよりも吸音材などを壁に貼り、反響音の対策をしましょう。

マイクスタンドの耐荷重をチェックしよう

リフレクションフィルターは重いものが多く、マイクスタンドの耐荷重を超えてしまうことがほとんどです。
自分のマイクスタンドの耐荷重と、リフレクションフィルターの重さをチェックした上で買いましょう。

使用しているマイクの耐荷重を超えていた場合、マイクスタンドとは別で使うか、ストレートマイクスタンドを購入しましょう。

 

ダイナミックマイクには必要ない理由

ダイナミックマイクはコンデンサーマイクと違い、マイクから遠い音をあまり拾いません。
なのでリフレクションフィルターを使わずとも反響音はマイクに入りません。


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