最近のiPhoneや、スマホはとても性能が良いものばかりでパソコンを持ってなくてもスマホでMIXできるんじゃないか?と思う人も一定数います。
ですが、スマホにもできないことはまだ沢山あります。そこで今回は「iPhone、スマホでのMIXが難しい理由」について詳しく記事を書いていきます
この記事はこんな人におすすめです。
- これからスマホでMIXしようとしてる人
- スマホでMIXの勉強をしている人
- 今までスマホでMIXしていたけど、新しくPCでMIXを始めようとする人
iPhone、スマホでMIXはできるのか?

結論から言ってしまうとほぼできないです。
理由は、MIXには絶対必要な作業がいくつかあるのですが、それのほとんどがスマホではできないことばかりだからです。
ノイズ除去ができない

ノイズ除去で有名なiZotope社のRX製品や、WAVES社のX-noise製品、Z-noise製品を使用することができないためスマホでMIXする場合は、録音された音源が綺麗である必要があります。
ですが、ほとんどの音源は「サー」というホワイトノイズや、唇や舌を動かした際に発生する「ぺちゃっ」「ぴちゃっ」というリップノイズがあるためノイズ除去は必要になることが多いです。
ピッチ補正、タイミング補正ができない

補正ソフトが使えないということは、音程やリズムがズレていても直せないということです。
これはMIXをする上でかなり致命的です。
音程、リズムを一切外さず歌うというのはプロでも難しいため必ず必要な工程になります。
音程やリズムが外れているとそれだけでクオリティが低く聞こえてしまいます。
コーラス作成ができない

スマホではコーラス作成をすることができないため、ハモリが必要な場合はアーティストに歌ってもらう必要があります。
歌ってもらってもらえる場合は問題ないのですが、もしアーティストがコーラスを歌えない場合、コーラス作成をする必要があります。その際、スマホでは作成できないためコーラスがない音源になってしまいます。ほとんどの曲のサビ部分にはコーラスが使用されているためコーラスがないと盛り上がりに欠けるサウンドになってしまいます。
リスニング環境が良くない

ほとんどのインターフェースはスマホ非対応なので、リスニング環境が3.5mmのイヤホンか、ワイヤレスイヤホンがほとんどだと思います。
それでは細かい音を聞き分けるのは難しいため、クオリティもそこまで高いものは作れません。
インターフェースってなに?という方はこちらの記事をご覧ください
使えるエフェクターが少ない

EQや、コンプレッサーは使うことができるかもしれませんがデュエッサーやエンハンサーなどのエフェクターがないので、より細かい作業をするのが難しいです。
特にデュエッサーが使えないというのは、かなりキツいです。デュエッサーは「キンキンした音」等を軽減するというとても重要な役割があります。
デュエッサーがないと、音がキンキンしやすくなり、リスナーに不快感を与えやすいです。
音圧上げができない

マスタリング用のプラグインなどもないため、音が小さいと感じても音圧を上げることができません。
ただ音量フェーダーを上げると音割れしてしまうので、マスタリングは必須になります。
MIXをする上で必要なもの

PCを購入しましょう

まずはPCを購入しましょう。スマホのMIXでは限界があるためパソコンで勉強したほうが効率が良いです。
どのPCを買ったら良いか分からない方はこちらの記事でおすすめのPCをいくつか紹介しています。
コミュニティに参加してみる

MIXの勉強はわからない用語が多かったり、ソフトの使い方が難しかったりと挫折する人が多いです。
そんな時はどこかのコミュニティに参加したり、友達と一緒に勉強したりすると挫折しにくいです。
「MIXを勉強したいけどどこから勉強したら良いかわからない….」「誰か教えてくれる人が欲しい」こういった人達の悩みを解決するために、「なめこMIX塾」というDiscordサーバーを作りました。
月額180円(1週間の無料のお試し期間あり)でMIXに関する悩みを質問し放題で、生徒同士で横の繋がりも作れます。
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まとめ

如何でしたでしょうか。
自分で歌って自分でMIXをするという方や、趣味でMIXをしている方であればスマホのMIXでも問題ないと思います。
しかし、「将来的には有償依頼を受けたい!」「クオリティの高い音源を投稿したい!」となるとパソコンは必須となります。
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