この記事はこんな人におすすめです。
- 選択肢が多すぎて、どのインターフェースを買ったら良いかわからない
- 機材ごとの機能や特徴が知りたい
- 機材ごとに良いところだけじゃなく、悪い点も知りたい
- 高い買い物だから失敗したくない
現役ミキシングエンジニアが14つほど厳選して紹介しています。
オーディオインターフェースとは何か?

マイク、楽器、スピーカーなどをPCに接続するための機器です。
DAW(音楽ソフト)などを介して高音質で録音や再生などが行えるため音楽制作には欠かせない存在となってます。
IFについて詳しく知りたい方はこちらの記事を
【1万円前後】おすすめ比較的安いインターフェース!
Behringer U-Phoria UM2

U-Phoria UM2の特徴
低価格Behringer(ベリンガー)社のUM2はIFの中では比較的安めの値段で初心者が手を出しやすいIFとなってます。
IFは操作が難しいものや設定が面倒なモノも中にはありますが、このIFは接続するだけで使えるので、初心者にも使いやすいIFとなっております。
ファンタム電源がついているのでコンデンサーマイクでも問題なく録音が可能です。
UM2は128×46.45×118mm(W×H×D)とIFの中ではかなり小さめのデザインとなっているので持ち運びに最適です。
U-Phoria UM2の良くない点
ホワイトノイズが少し目立つ低価格のIFなので他のIFと比べ少しホワイトノイズが目立ちます。
PreSonus AudioBox iOne

AudioBox iOneの特徴
低価格帯の中ではかなり高音質PreSonus(プリソーナス)社のAudioBox iOneは低価格帯の中でも比較的音がクリアなので音質良く録音と再生が可能です。
なんと有料DAWソフト「Studio One Artist」が無料で付属しています。
Studio One Artistには様々なプラグイン機能が搭載されているのでこのIFを買えば届いたその日から音楽制作することが可能です。
Steinberg UR12

UR12の特徴
遅延のモニタリングSteinberg(スタインバーグ)社のUR12は録音時、モニタリング(自分の声や自分の楽器音を聞く機能)の遅延が限りなく0に近いです。そのため録音時に歌っている音と聞いている音がずれて録音しにくいなどのトラブルを回避できます。
UR12では有料DAWソフト「Cubase AI」が無料でついてきます。
こちらのCubase AIでも様々なプラグイン機能が搭載されているのでこのIFを買えば届いたその日から音楽制作することが可能です。
UR12の良くない点
MIDI入力がないMIDI入力がないため、MIDIキーボードなどを使いたい場合は別のインターフェースを再度購入しなければなりません。
Native Instruments Komplete Audio2

Komplete Audio2の特徴
様々なプラグインが付属Native Instruments(ネイティブインスツルメンツ)社のKomplete Start、Maschine Essentials、Monark、Guitar Rig 6 Player、Reaktor 6 Player
の5つのパッケージが付属していて、その中にはシンセサイザー、高音質なサンプラー、ギターアンプも付属しています。
他のIFと比べ、録音時、再生時の遅延が少ないのでスムーズに録音が行えます。
Komplete Audio2の良くない点
ソフトウェアの使い方が少し難しい様々なソフトウェアが付属しており、ソフト自体細かい設定も行える反面、初心者には使い方が少し難しいかもしれません。
TASCAM US-2X2HR

US-2X2HRの特徴
クリアで低ノイズなマイクプリアンプTASCAM(タスカム)社のUS-2X2HRは、高品質なマイクプリアンプを搭載しているのでノイズレベルを最小限に抑えることができます。
US-2X2HRは、TASCAMの専用コントロールソフトウェアである「US-2x2HR Control」と組み合わせて使用することができます。このソフトを使用すると簡単な設定、モニタリングの調整、が可能になります。また、多くのDAWやオーディオソフトウェアとも互換性があるのでトラブルなども少ないです。
US-2X2HRはハードウェアモニタリングという機能を搭載しています。これにより遅延0で入力音をモニターできるため、リアルタイムで演奏や録音が行えます。
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YAMAHA AG03 MK2

AG03 MK2の特徴
Loopback機能や、ボタン一つでリバーブが可能にYAMAHA(ヤマハ)社のAG03ではループバック機能(パソコンで流れている音を配信や、通話相手に聞かせること)が可能です。また、他のIFでは設定が面倒なリバーブ(エコー)もボタン1つで行うことができるので配信者にとてもおすすめのIFとなってます
AG03 MK2は、D-PREという高音質のマイクプリアンプを搭載しています。そのためノイズの少ないクリアな録音が可能です。
USB駆動で、外部電源が不要なためスマホやiPhoneでの使用が可能です。
AG03 MK2の良くない点
冷却機能がないファンや冷却システムがないため、長時間の使用や高負荷での作業において熱が問題になることが稀にあります。
少し大きめのIFなため、持ち運びにくいです。また、ボタンやノブが複数あるため移動中に物等に擦れて設定が少しずれてしまうことがあります。
Steinberg UR22C

UR22Cの特徴
耐久性Steinberg(スタインバーグ)社のUR22Cは物理的にも、システム的にも耐久性にかなり優れており、長時間の使用でも安定したパフォーマンスを発揮します。
付属のソフトでディレイ、エコー、EQ、コンプレッサーなどが簡単に調整可能です。
UR22CではUR12同様有料DAWソフト「Cubase AI」が無料で付属しています。
こちらのCubase AIでも様々なプラグイン機能が搭載されているのでこのIFを買えば届いたその日から音楽制作することが可能です。
UR22CはUSB駆動で、外部電源が不要なためAG03 MK2同様スマホやiPhoneでの使用が可能です。
Focusrite Scarlett Solo 3rd Gen

Scarlett Solo 3rd Genの特徴
高品質なマイクプリアンプFocusrite(フォーカスライト)社のScarlett Solo 3rd Genは高品質のマイクプリアンプを搭載しています。他のIFよりもとてもクリアな音質をしています。
Scarlett Solo 3rd GenはUSB駆動で、外部電源が不要なためAG03 MK2、UR22C同様スマホやiPhoneでの使用が可能です。
にはAbleton Live Lite、Pro Tools First Creative Packの有料DAWが2つも付属しています。
他にも
- Focusrite Control
IFの設定やモニタリングを行うためのコントロールソフトウェア。
- Softube Time and Tone Bundle
タイムエフェクトやエコーシミュレーションなどのプラグイン。
- Focusrite Red Plug-in Suite
マイクプリアンプエミュレーションやコンプレッサーなどのプラグイン。
等のソフトが付属しています。
Roland Rubix24

Rubix24の特徴
低レイテンシーRoland(ローランド)社のRubix24は、ASIOドライバを使用しているので低レイテンシーの録音とモニタリングが可能です。音楽制作や演奏中の遅延を最小限に抑えることができます。
Rubix24は、コンパクトなデザインなので外出先での使用に適しています。また、USB駆動なのでスマホでの使用も可能です。
AUDIENT iD4mkII

iD4mkIIの特徴
高音質のプリアンプを搭載AUDIEN(オーディエン)社のiD4mkIIは、D-PREという高音質のマイクプリアンプを搭載しています。ノイズの少ないクリアな録音を実現し、パフォーマンスを最大限に発揮することができます。
iD4mkIIではJFET(Junction Field Effect Transistor)端子を使用していて、低ノイズかつ、通常よりも倍音成分を多く含んだ録音が可能です。
また、同価格帯のIFの中でも、JFET端子を採用しているのはiD4mkIIだけです。
iD4mkIIには、以下のソフトが付属しています。
- Cubase LE
Steinbergの人気のある有料DAWソフト
- Acon Digital Restoration Suite
ノイズリダクションやディエッサーが使用できるプラグイン。
- Eventide Pendulate
ベースシンセサイザープラグイン。
- Waldorf Edition 2 LE
ウェーブテーブルシンセサイザーやエフェクトプラグインを含む音楽制作用のソフトウェア。
- Two Notes Torpedo Wall of Sound
ギター用スピーカーシミュレーターソフトウェア。
MOTU M2

MOTU M2の特徴
高品質のマイクプリアンプMOTU(モツ)社のM2は、高品質のマイクプリアンプを2つ搭載しています。
M2はハードウェアドライバと、USB Type-C接続というのもあり、低いレイテンシーで録音やモニタリングが可能です。
M2はMOTUの「CueMix」と呼ばれるソフトウェアを使用し、ループバックやモニターミキシングなどを細かく調整できます。
EQ、コンプレッサー、ディエッサーも使用できます。
M2には、以下のソフトが付属しています。
- Ableton Live Lite
Ableton社の人気のある有料DAWソフトのLiteバージョン。
- MOTU Performer Lite
MOTU独自のDAWソフトウェアで、録音、編集、ミキシングなどが可能です。
- Waveform OEM
Tracktion社のDAWソフトウェアで、オーディオ編集やミキシングなどが可能です。
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RME Babyface Pro FS

Babyface Pro FSの特徴
専用ケース付き本体、ケーブルを収納できる専用ケースが付属しています。
ケースはハードタイプで頑丈な作りになっているので安心して持ち運びができます。
Babyface Pro FSには接続できる端子がとても多いです。
ヘッドホン端子が2つ、マイク端子が2つ、スピーカー端子が1つ接続可能です。
通常ヘッドホン端子は1つのものが多いですが、Babyface Pro FSにはヘッドホン端子が2つもあるのでヘッドホンを接続したまま、イヤホンを接続することなども可能になります。
RME Babyface Pro FSは非常にクリアで音の劣化がほぼゼロに等しいです。
USB駆動で、外部電源が不要なため、スマホやiPhoneでの使用が可能です。
エフェクト系(リバーブ/エコー/EQ)や、ループバックなどの設定もできます。
Babyface Pro FSの良くない点
細かく設定できるが故に使うのが難しいそのまま使う場合、難しい設定はないのですが、エフェクトや、ループバックを使用したい際、初心者が設定するのは少し難しいかもしれません。ただ、最近では調べればエフェクトや、ループバックのやり方など出てくることも多いのでYoutubeを見ながら設定すればそこまで難しくはないかもしれません。
音質が良い反面、おそらく一般人が手を出せる範囲で一番高いIFだと思います。
UNIVERSAL AUDIO Apollo Twin X

Apollo Twin Xの特徴
高品質のマイクプリ高品質なマイクプリアンプと高解像度のAD/DAコンバータを備えています。これにより、クリアな録音が可能になります。
UNIVERSAL AUDIO(ユニバーサルオーディオ:通称UAD)社のApollo Twin Xは、UADプラグイン専用のプロセッサを搭載しているので、UADプラグインであればリアルタイムかつ、高品質でエフェクト処理を行うことができます。
Apollo Twin Xには、以下のソフトが付属しています。
- Realtime Analog Classics Plus
UADが開発したエフェクトプラグインバンドルです。高品質のCompressor、EQ、Reverb、Delayなどのエフェクトが含まれています。
- UAD Powered Plug-Ins
Apollo Twin Xに付属するUADプラグインのライブラリです。
- Console Application
通話の音声にエフェクトを掛けたり、ループバックができるApollo Twin X専用のソフトウェアです。エフェクトの設定やプリセットの管理などが可能です。
- UAD Meter & Control Panel
Apollo Twinの入出力を管理できるソフトです。
Antelope Audio Zen Go Synergy Core

Zen Go Synergy Coreの特徴
高品質のマイクプリ Antelope Audio(アンテロープオーディオ)社のZen Go Synergy Coreは高音質なマイクプリが2つも搭載されています。
コンパクトなサイズなので、カフェで作業したり、レコーディングスタジオなどに持ち運んで録音などが可能になります。
Zen Go Synergy Coreには、以下のソフトが付属しています。
- Synergy Core FXバンドル
このバンドルには53種類の豊富なエフェクトプラグインが付属しています。コンプレッサー、EQ、リバーブ、ディレイなどの基本的なプラグインが全て含まれています。
- Antelope Audio Control Panel
インターフェースの設定は、このソフトを使用して行います。このソフトは、サンプリングレート、バッファサイズ、クロックソースなどの設定を行えます。
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